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義両親にチクチクッと言われて私だけ病院に行ったが何の問題もなく、
「ご夫婦でいらしてください」と言われたので渋る旦那を説得して連れてった。
旦那は子孫を残せる体じゃなかった。
相当ショックだったらしくて一週間で5キロくらい痩せていた。
一回り痩せてぼーっとしてる旦那の隣に座り、
「貴方と結婚できて幸せ」「ずっと一緒にいたい」
「子供が欲しくて結婚したわけじゃない」と何度も慰めた。
旦那はすすり泣きながら頷いていた。
当時は(今でもかな…)男性不妊の話なんて全くあがっていなくて、
子供ができないのは全て女性側の問題とされていた。
その認識は義両親も同じで、
早く孫をといつも私だけ責められていた。
どんなにきつく罵られても、離婚を求められても、
病院から帰ったときにショックで言葉もない旦那を思い出すと、
「貴方の息子さん側の問題です」なんて言えなかった。
田舎の風当たりは厳しいもので
旦那側の親族達と顔を会わせると彼らは必ず私だけを責め続けた。
男性達は卑猥な言葉を絡めながら、
女性達は心配そうな優しい笑顔でねちっこく。
一番辛いのは旦那だから、私が旦那を守らなきゃと思って耐えていた。
年を重ねるたびに風当たりは強くなっていった。
酔っぱらったおっさんが旦那に向かって、
「ババアは捨てて若いのを嫁にしろよw」と笑いながら言っていたこともある。
その時の旦那の顔がどうしても思い出せない。
旦那がとても若くて可愛らしい女性を連れてきた。
彼女も不妊で子供を産めない体らしい。
「僕を理解してくれるのは彼女だけ」
と彼女の華奢な手を包み込む旦那はとても幸せそうだった。
私と行った旅行先で彼女と出会ったらしい。
不妊がわかってから塞ぎこんでいた旦那を私はよく外に連れ出していた。
旅行、ピクニック、ハイキング、動物園、美術館、博物館…
子供が居なくても楽しいことは沢山あるんだよってことを知ってほしかったから。
辛い記憶を楽しい思い出に塗り替えてあげたかった。
徐々に笑顔になる旦那を見てると私も幸せだった。
周りからどれだけ嫌みを言われようと頑張れた。
義両親は息子の浮気と離婚に大喜びしていた。
「若い娘さんなら孫の顔が見れるわ」と私の前ではしゃいでいた。
義両親にとって私は加害者だったんだと思う。
「女のくせに子供を産めない」
「子供を産めないくせに身を引かない」
「大事な息子を自分の人生に巻き込んで不幸にしようとしている」
そんな風に言われてきたから。
旦那は旦那と彼女が不妊だということを一言も言わなかった。
費やしてきた時間と受けた傷に比べれば、
浮気の慰謝料なんて本当にはした金だと思う。
ふらふらと山を歩いていたら声をかけられた。
私より少しだけ年上の登山者達はとても心配そうにしていた。
私がまるでスーパーにでも行くような軽装で気になったらしい。
ただすれ違っただけなのに、わざわざ戻って話しかけにきてくれた。
「その靴でここまで登るの大変だったでしょ」
「ちょっとここに座りなさいよ」
「冷えてるじゃないの」
「これ飲みなさい」
いつの間にか身の上相談になっていた。
げすな好奇心とかは一切感じられず、とても親身になって話を聞いてくれた。
登山者達に囲まれながら山をおりた。
「一人で居ちゃ駄目だよ」と全員が連絡先を交換してくださって、
その日から暇があればアウトドアをすることになった。
登山者達の一人から一人の男性を紹介してもらって結婚し、
高齢出産まで体験できた。
医者に無茶苦茶脅されたが母子ともに健康。
あの時登山者達に声をかけて貰えなかったら死んでたと思う。
乙乙
読んでて悲しいやら悔しいやら…
手のひら返されても不妊の原因を言わなかったあなたの懐の深さが後の幸せをもたらしたんだね
これからの人生お幸せになることを願ってます
元義両親の介護要請とともに教えてくれた。
若妻の不妊の原因は未成年のうちから性に奔放だったかららしい。
「騙された」を連呼している元旦那は滑稽だった。
不幸ぶればまた私が慰めてくれると思っているのが手に取るようにわかった。
私が再婚したことも、もう子供がいることも教えるつもりはない。
連絡手段はPCメールだけ、私の住所も近況でさえも旦那が知ることはない。
ずっと期待をもたせておくつもり。
ごめんなさい
私は懐深くない
心から元旦那と彼女の不幸を願ってる
可愛い盛りの子供が居るのに
辛い過去を知って包み込んでくれた旦那が居るのに
それでもどす黒い気持ちがこみあげてくるの
元旦那と彼女が苦しみながら死ねばいいのにと思っている
彼らが私を踏みにじったことが周囲に露呈すればいいと思ってる
何されても恨まない人間なんて世の中に居ると思えないの
私は善良じゃない
もっと早くに子供を産みたかった
もっと早くにこの子と出会いたかった
この子が成人する頃には私はお婆ちゃん
体力が衰えているのが辛い
一緒にいる時間が少ないのが辛い
兄弟だって作ってあげたい
辛くて悔しくてたまらない
時間は帰ってこないし寿命は伸びない
女性が子孫を残せる期間はとても短いけど
男性が浮気できる期間はとても長い
新鮮さを求める生き物に永遠に続く愛は求められない
私は今の旦那を心から信用できない
ネットで闇を吐き出すことで私は救われた。
現実の解決は難しくても、自分自身が冷静になって対処する方法を考えることができた。
今ここで吐き出すことでいつか救われる時が訪れることを願う。
おやすみなさい。
武田鉄矢の歌で
「憎みきらねば愛しきることも出来ぬ」
というフレーズがあって
俺はそのフレーズが好き。
誰かが許せなくてどうしても憎いなら
許せるようになるまで憎みきるのも大事だと思う。
誰かを心から愛して慈しむ心の力と
誰かをゆるせなくて憎みきる力は
ベクトルが正反対なだけで
同じエネルギー、情熱の力から生まれてくるものだと思うから。
なぜ男は妻よりも美しくない女性と浮気をするのか?
この人、ここまで長く我慢しないで途中で爆発しておけば、こんなに黒く捩じれなかっただろうに。今、幸せなのに、こんなにどす黒いって、やっぱり我慢しすぎた弊害だと思う。